退屈な夜にボマイェ

趣味(主にプロレス、たまに野球、ゲーム、漫画等)適当に書きなぐっていく所存です。

G1クライマックス2015広島グリーンアリーナ大会観戦記

中邑選手の負傷欠場という緊急事態の中で開催された広島グリーンアリーナ大会。Aブロック公式戦は試合結果も音声も荒れ模様、今後も目が離せない戦いが続きそうです。

第5試合30分1本勝負
G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
× ドク・ギャローズ
(0勝3敗=0点)
VS
バッドラック・ファレ ○
(2勝1敗=4点)

08分43秒
カウンターグラネード→片エビ固め

バレットクラブの怪物対決はファレがギャローズに前年のリベンジを達成。ヒール同士ながら巨漢レスラー二人が正面からぶつかり合った見応えのあるファイトでした、ヒール同士の悪の絆みたいなの割りと好きです(笑)


第6試合30分1本勝負
G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
× 天山 広吉
(1勝2敗=2点)
VS
矢野 通 ○
(1勝2敗=2点)
[06分38秒]
逆さ押さえ込み

顔合わせからして短期決着が予想されたカードでしたが天山選手のヘッドバットで矢野が大流血!天山選手もかなり流血していました……流血戦は好きではありませんし、天山、矢野の両選手の体調も気にかかります。明日は元気な姿を見せて欲しいとは思いますが無理もして欲しくない……難しい所です。

第7試合30分1本勝負
G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
× 真壁 刀義
(1勝2敗=2点)
VS
柴田 勝頼 ○
(2勝1敗=4点)
[09分35秒]
PK→片エビ固め

NAVER王者の真壁選手が痛恨の2連敗……インターコンチの後藤選手もですが快進撃を続けるIWGPヘビー王者のオカダ選手以外は受難が続いている印象。柴田選手はNAVER王者に勝利した訳ですが、まだまだNAVERに照準という段階ではないですし優勝戦線に食い込んでいって欲しい所です。

第8試合30分1本勝負
G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
○ 飯伏 幸太
(2勝1敗=4点)
VS
(2勝1敗=4点)
[19分10秒]
フェニックススプラッシュ→片エビ固め

試合内容的には完全にメイン戦も前回の飯伏対AJも超えていたと言える名勝負。飯伏選手の対AJ初白星はもっと先の楽しみにしていたかった気もしますが、今回の結果でAブロックが一気にわからなくなったのも事実。飯伏選手の魅力、狂気を全て出し切らせたAJの器とそのAJに勝利した飯伏選手には本当に頭が下がります。


第9試合30分1本勝負
G1 CLIMAX 25」Aブロック公式戦
× 棚橋 弘至
(2勝1敗=4点)
VS
内藤 哲也 ○
(2勝1敗=4点)
[24分14秒]
変形リバースDDT→片エビ固め

今の新日本プロレスにはブーイングを集める選手がいません。鈴木みのるが鈴木軍を率いてNOAHで盛大にブーイングを集めていますがあれに匹敵するヒール選手、それが今新日本プロレスには必要なのではないでしょうか?CHAOSは既にヒールユニットと呼べるのか疑問符をつけざるを得ませんし、バレットクラブの中心選手であるAJ、ヤングバックス、ケニー・オメガ、カール・アンダーソンはヒールらしいムーブも高い次元で出来ますが高過ぎる技術と独創性が結局声援に繋がってしまいます。ベビー時代の人気や片言日本語やゆっくり英語マイクなども愛されキャラになってしまう理由でしょうか?裕二郎の女連れやメンバーの試合介入等はかなり良い線なのですが、やはり重要な試合での介入祭りはほどほどにして欲しいですし、裕二郎は既にファンの歓心がオネーチャン移ってしまっている感がありなんとも言えません。
そういう意味で言うなら今回のメイン戦、縁の地である広島で見事にブーイングを独占した内藤選手は新日本プロレス内に新しい風を吹かせたと言っても過言ではないでしょう。
試合開始直後、エース棚橋相手ならばとばかりに感情を剥き出しに攻めかかったかと思えばリングに寝そべり挑発にかかる内藤選手。これを感情表現がめちゃくちゃと見るか、棚橋相手の心理戦がハマっていると見るかで評価は分かれそうですが、少なくとも棚橋選手と相対している内藤選手には久しぶりにテーマのある試合をしているという印象があり、私には輝いて見えました。棚橋選手はエースらしく内藤選手の心理戦には付き合わず強烈に反撃していきますが、内藤選手は固められながらもニヤついた笑顔を見せたりと独自の世界観を構築します。ラストは新必殺技で内藤選手が勝利!この瞬間Aブロックは全勝の選手がいなくなり、棚橋、AJ、飯伏、柴田、内藤の5選手が勝点で並ぶ大混戦に!内藤選手の新必殺技も色々応用が効きそうですし、あの技を軸にスターダストプレスを切り札にというのも考えられますし、内藤選手が2本目の刀を抜いてきたなという感じ。混戦模様のAブロックを一歩リードするのは誰なのか?皆さんと一緒に楽しみに待ちたいと思います。